![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
2001.2.10〜11 メンバー/かっきー・なご・パパ 天候/快晴 気温/-2℃〜-10℃
今回で3度目のチャレンジ、つまりは2度敗退している。果して3度めの正直となるか、2度ある事は3度あるとなるか...。このパーティのカギは最年長のパパである。そこで前々週に大峰山プチラッセルトレ-ニングを行いその結果なかなかの成果であった。これなら行けると確かな手ごたえを感じた。後は条件次第である。週末の天気予報は2転3転したのち晴れとなる。よしいいぞ。後もう一つ、それは我々パーティの必ずやるぞという気持ちだ。そこで少々大袈裟ではあるが作戦計画書なる物を作成し皆の気持ちを確認しあう。いつもふざけた兎組も今回はマジだぜ。名ずけて兎組体育会山楽部決登隊だ。でも酒とお鍋とエロ話だけは忘れませんが...。by 特攻隊長 KAKI |
|||||||||||||||||||||||||||||||
↑素晴らしい樹氷・ズーム | ||||||||||||||||||||||||||||||||
林道終点の大川口(おおこぐち)標高814mを午前6時に出発。まだ暗い中を歩き始める。 特攻隊長かっきーの計画書によると、午後3時には山頂へたどり着ける予定だ。 この日のために、会社の機器類をフルに利用して作成された、綿密な計画書が手渡されていた。 長い長い林道歩きのあと、トンネル西口(1150m)へ到着。 アイゼンを付けて、いよいよ本格的な登りが始まる。 今回もやはり1番乗りのようで、トレースはまったくな〜い。 ここからは稜線(1500m)までは急登が続く。苦しいところだ。 しかし、今日の雪はクラスト状でそれほど沈まない。 ラッセルに苦しんだ前回に比べれば、かなり条件はいいぞ。 稜線より続く縦走路を行くと、やがて正面にどっしり聳える弥山が現れる。 はたして、あの頂にたどり着けるのだろうか? この縦走路も去年に比べると、雪が堅くて歩きやすい。 天候も申し分なく、ひょっとしたら?という思いが起こるが、今はまだ、口にしないでおこう‥ |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
↑標識もご覧の通り | ||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
↑カンジキは絶大な威力! | ↑最後の登りを行く。 | ↑大峰の山々・ズーム | ||||||||||||||||||||||||||||||
↑弥山が見えた! | ||||||||||||||||||||||||||||||||
聖宝の宿跡(1600m)からは、弥山へ突き上げる標高差約300mの最後の登りだ。
雪質もサラサラしてきたので、ここからはカンジキを履くことにする。 ラッセルを交代しながら進むが、かなり苦しい。積雪は1mを越えている。しばらく目印にしていた夏道のテープも判らなくなり、 方向と感だけで進んでいく。高度が上がるにつれて視界が開け、稲村ガ岳から大普賢岳にかけての展望が素晴らしい。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
やがて、弥山の山頂(1895m)が間近に見えてきた。あと、ひと息だ。 最年長のパパは、すでに無口になっている。かなり辛そうだ。 かっきーとなごぴょんで、ファイト一発〜!ラッセルひと踏ん張りで、平坦な場所へ飛び出した! 「おやっ?ここは何処?んっ?」。「国見八方覗や〜!」。右側に目をやると、弥山小屋の屋根が目に入った! 「やったー!」。pm3:00。ついに登りきったぞーーーー!!! がっちり握手をして、歓喜の雄叫びをあげる3匹の兎。 うち1匹は、感激のあまりウルウルしていた。それにしても隊長、おみごと!予定通りだ。 少しガスってきたが、さっそくパシャパシャと記念撮影。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
↑弥山のピーク・ズーム | ||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||
↑国見八方覗にて・ズーム | ↑弥山の標識にて・ズーム | ↑翌朝の国見八方覗・ズーム | ↑翌朝、八経をバックに ズーム |
|||||||||||||||||||||||||||||
ここはまさに、幻想的な静寂の世界。
足跡ひとつない所を踏み荒らすのは、なんかもったいない気がした・・ 山頂付近の積雪は、場所によっては2mほどある。気温はマイナス10℃くらい。神々しいところだ。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
なんと!山頂避難小屋が開放されていた!ありがたい! ドアに積もった雪をスコップで取り除く。 「さぁー!鍋宴会や!」今日のメニューは、鴨&つみれ鍋。 こんな所で、なんと贅沢な。。貸し切り状態の小屋で、 持参した全てのアルコールを飲み干し就寝。しあわせ〜。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
↑鍋宴会で至福の時。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
←弥山山頂避難小屋。 ↓採光のため、埋もれた窓を掘る。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
翌日、下山途中に縦走路で4〜5組のパーティーとすれ違う。 またまた、トレースをプレゼントしてあげた、兎組山楽部でした。 下山後は、お決まりの温泉&ビールで祝福! 今日は鹿刺し・熊刺し・鯨刺しと大盤振る舞いだぁー! しかーし!これでまた、来年の新たな目標を見つけねばならなくなった・・ 「隊長、やっぱ八ツですかぁー?」 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
↑翌朝の国見八方覗・ズーム | ||||||||||||||||||||||||||||||||
兎組コースタイム 大川口(6:00) →トンネル西口(8:00) →稜線(10:00)→聖宝の宿跡(12:00)→山頂(15:00)泊 大川口(14:00)←トンネル西口(12:00)←稜線(11:30)←聖宝の宿跡(10:00)←山頂(9:00) 夏山コースタイム(参考) 大川口(6:00) →トンネル西口(7:30) →稜線(8:20) →聖宝の宿跡(9:00) →山頂(9:50) |
||||||||||||||||||||||||||||||||
なごぴょんのこべや♪ |
||||||||||||||||||||||||||||||||