「聖宝谷より弥山」 ■2011.2.11~12 ■山域/大峰 ■メンバー/山童子・ヤッサン・芋焼酎・こてつ・なごp ■天候/雪 ■最低気温/−5℃ ■積雪/約1〜2m(弥山小屋付近) ■コースタイム/初日:大川口(8:00)〜聖宝谷出合(9:00/9:15)〜聖宝宿跡(12:45/13/15)〜弥山(15:45/泊) 2日目:弥山(9:25)〜聖宝宿跡(9:50/10:00)〜聖宝谷出合(11:00/11:10)〜大川口(11:45) ■ルート図 今回で4年連続となる厳冬期の弥山宴会登山。恒例の1月の第4週に試みたが、積雪の為、四駆+スタッドレスでも大川口まで入れず。熊渡へ引き返しカナビキ尾根から狼平小屋にプランを変更するも、出発時間が遅くなり稜線まで辿り着けずに撤退したのであった。で、今回はパッセル者(パッカー車+ラッセル車)のヤッサンが参加したので、悪天候ながら本来恒例の聖宝谷ルートのリベンジとなったのである。南岸低気圧の影響で奈良の御所から先にはずっと路面には積雪があり、早朝から立ち往生するクルマが見られた。大川口まで辿り着けるかが心配だったが難なく到着。ゲート先の林道にもしっかり積雪があり、ここ数年で一番多く感じる。 |
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▲聖宝谷へ入る | ▲中腹で一本 | |||||||||||
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▲聖宝谷上部 | ▲錫杖が見えた | |||||||||||
聖宝谷に入り最後の堰堤を越えた辺りでスノーシューorワカンを装着。1週間ほど前までの締まった雪の上に、新たに3〜40cmの新雪が積もっている状態である。先頭のヤッサンはラッセルでガンガン進んで行く。聖宝谷上部の尾根の取り付きは結構な急斜面で、立木を掴み、腰までの雪にもがきながらステップを切って進む感じで、まさに雪山登山の醍醐味でもある。iPhone(iPhoneアプリ「やまちず」)で現在地を確認しながら方向を修正して登って行くと、上方先に「錫杖の先っぽ」が見えた。聖宝谷出合より3時間半をかけて、足元に僅かに顔を出している理源大師像の所へバッチリ飛び出した。ここで行動食の昼食とする。 |
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▲雪にすっぽり埋もれた理源大師像 | ||||||||||||
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▲国見八方覗直下にて | ||||||||||||
稜線上にはトレースもなく、ここから弥山へも新たにトレースを刻みながら登って行くこととなる。気温が高くてシトシトと降る湿雪は、殆ど雨と変わらない。アウターに付いた雪はすぐに溶け、ずぶ濡れ状態で最悪だ。完全防水ではないBDのグローブは水が染み込んできて指先が冷たい。淡々と登り続けiPhoneで現在地を確認すると、標高差にしてあと50mで国見八方とみた。上方の木々の隙間にモノトーンの空が開け、モンスター達が目前に現れてくると、踏み跡ひとつない静寂の国見八方覗へ飛び出した。ガスを通してぼんやり光る太陽が幻想的だ。しかし、皆もうヘロヘロ状態であった。例年5〜6時間のコースタイムが今回は8時間近くかかったのであった。 |
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▲国見八方覗にて | ||||||||||||
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▲国見八方覗にて | ||||||||||||
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▲弥山にて | ||||||||||||
冬季小屋の中は0℃と例年よりは暖かい(?)。分担して担ぎ上げた鍋の具材で21時過ぎまで宴会は続いた。非日常的な場所で日常的な豪勢な鍋と酒を頂く、幸せなひとときである。 翌朝、少し冷え込んで気温はマイナス5℃くらい(例年よりは高め)。復路は「激早」なのでゆっくりと準備を始める。昨夜の残りの鍋の中に中華そば6束を放りこみヤッサンは朝から暴れ食い、まさにパッカー車である。私は一口だけでごちそうさん(^_^;)。出発間際に狼平方向から2名の登山者がやってきた。話をするとスロートレックさんとタンタンさんであった。昨夜は狼平小屋泊で坪ノ内林道の途中から登ってきたという。それは復路も相当な時間がかかることだろう(私らは3時間後には温泉でホッコリ♪となる)。 |
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▲聖宝谷の下りで雪まみれの山童子さん | ||||||||||||
小雪が舞ってガスも出ているので八経ヶ岳は当然ながらパス。2時間半をかけた登りは僅か25分で聖宝宿跡へ下る。そこからは聖宝谷へは吸い込まれるように急下降していき、毎年滑り降りるルートを確認したら尻滑り(雪が重くてあまり滑らないが、ピッケルを手にしてないとちょっと不安)を交えながら、登りに3時間半かけた聖宝谷を1時間で下降した。やっぱり激早ルートだ(弥山小屋より行者還林道まで1時間35分、そこから大川口まで35分)。天の川温泉で深々と降る雪を露天風呂で眺めながらホッコリとし、カラダのあちこちが「痛・気持ちイイ」疲労感と充実感に浸ったのであった。 ※聖宝谷はバリエーションルートです。ルート取りによってはロープが必要になる箇所もあります。 |
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