北鎌尾根をゆく、2003エテ隊

2003.7.19〜21 メンバー/よっちゃん、かっきー、哲p、なごp
天候/3日とも曇り時々雨、一時強く降る 気温/槍ヶ岳山頂10℃

1日目/上高地(6:00)〜水俣乗越(13:00)〜北鎌沢出合(15:00)(泊)
2日目/北鎌沢出合(5:40)〜北鎌沢のコル(8:00)〜大槍(14:10)〜槍ヶ岳山荘(15:00)〜槍平(17:00)(泊)
3日目/槍平(7:00)〜新穂高(10:00)


【出発】
朝目覚めると曇り空。しかし雲の切れ間に青空も覗けた!
決行や!」
セオリー通り各自2.5L〜4Lの水を詰めて、さぁ出発!
【右俣を登る】
北鎌沢出合からは右上の稜線に突き上げる右俣が確認できる。
二俣をそのまま本流の左俣へ間違って入ることがあると聞いたが、
これはすぐ判ると思う。
【右俣上部雪渓】
2人連れのパーティを追い越しなんの問題もなく高度を稼いで行くと、後少しでコルという所で雪渓が現れた!これはどこのレポにもなかったイレギュラー・・・
右の草付きを行くがズルズルでかなり悪かった。
【北鎌沢のコル】
少し時間はかかってしまったが無事にコルに到着。
テントが2つ張れるくらいの平坦なスペースがある。
ここでセオリー通りハーネスを着ける。
が…、これは最後まで一度も使わなかった・・・
【P2から続く北鎌尾根】
先輩方のレポートでもよく見た光景。
【水俣乗越遠望】
昨日越えてきた水俣乗越が見える。
最低鞍部で「おいしい」ルート♪
【尾根を行く】
明瞭な「道」をゆく。
しばらくは木の根をつかんでグイグイ高度を稼いでいく。
【天狗ノ腰掛を振り返る】
気づかないうちに通り過ぎていた・・・
やっぱりさっきの平坦なピークが「天狗ノ腰掛2749m」だった・・・
(^_^;)
【独標現る!】
ドカ〜ン!と目の前に立ちふさがる「独標2899m」
どこにルートがあるのか?ここからではわからない。
【独標トラバースルート】
近くまでくるとなるほど〜。
まったくしっかりした「道」がある。
【細いバンドのトラバース】
手がかりは豊富で、手を放さなければまったく問題なし。
【抱きつき岩のトラバース】
岩に抱きついて回りこむトラバース。
思わず腰を振ってしまった・・・(^_^;)
【素晴らしい岩稜帯】
もうすでにどれがP?なのかわからない・・・
でも素晴らしい景観です。
雨がパラついてきたのでレインウエアを羽織る。
【岩稜帯をゆく】
晴れていたならお尻がキュンとなるような高度感も楽しめただろう・・・
濡れた岩をビブラムで行く不安はあったが、山の岩はしっかり食いつく。
沢の岩のように磨かれていないから・・・
【ガスに浮かぶ大槍】
大槍が間近に迫ってきた。
ガスの中でも見られてよかった(^_^)
左下の人影はよっちゃん。
【北鎌平】
有名な北鎌平に到着。さあ!いよいよ大槍まであと僅か。
【大槍へ】
ガスに包まれ穂先はもう見えない。
ここを越えたところで単独行者を抜いた。
少し迷っていたようだ・・・
【基部にあるレリーフ】
「Berg Heil(登頂おめでとう)穂先は近い、気を抜かず頑張れ」
このレリーフにはとても元気づけられた。かっこよるぎる〜(^.^)
【チムニー1】
大槍までは赤○のペイントがしっかりあるので迷うことはない。
チムニーも沢登りや岩登りの経験者ならまったく問題のないレベル。
先人たちは一番易しいところにルートをつけてくれている。
【チムニー2
さぁいよいよ!
晴れていたならとんでもない高度感があるのだろうが・・・
あ!山頂の人の声が聞こえる!
【人が!】
山頂の人が見えた!
ひと昔前のギャル達が叫ぶ。「あんなところに人が!」
こちらも手を振って猛烈にアピール!
【穂先に立つ】
おかげで元ギャル達の拍手で迎えられとても嬉しかった(^.^)
でもおそらく彼女達は「北鎌」の存在を知る様子ではなかった。
ただ、とんでもない所から登ってきた奴らに対しての拍手だった。
4人でガッチリ握手を交わした・・・みんなありがとう!

この後、渋滞する登山道を槍ヶ岳山荘まで降り、缶ビールで祝杯をあげた後、槍平まで下山。とても充実した3日間でした。
※追記 軽量化したザック(15kg以下)のおかげでなんなく登ることが出来た。
北鎌沢出合から2.5L担ぎ上げた水は、天候のせいもあって500mlしか消費しなかった。
晴れた日にもう一度来てみたいと思う。ザイルもハーネスもいらない。

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なごぴょんのこべや♪