●奥の大滝
●最後の大滝
5/3 AM6:00出発。しばらく行くとまたゴルジュが、流れが十字に交差している。ここが噂の(名前だけは立派な)十字峡らしい。右手川原小屋谷を進む。植野 稔の渓流巡礼三十三ケ所によるとここで魚止めとあるがはたしてどうか? 次は奥の大滝90mだ。日本の渓流97には、あまりの美しさに泊まりたくなったとあるが、本当に綺麗な滝だ! 落差が有るので吹き出す水がすだれ状になっている。ここもデジカメに納めて左のガレ谷を巻く。さらに続くナメ滝を快調に登る。また暗い廊下だ。これも右側を巻くとバッチリ上に出た。最後の30m滝は右側を直登、中段で右に巻くとあっさり滝上に出た。10:40ここからの眺めはまるで見晴し台のごとく最高で遠くに海が見えた。厳しかったこの谷を登った者だけが味わえる最高の気分の余韻にしばらく浸る。本日のペースは結構早く、わらじの会とそう変わらない。これなら今日帰れるだろう。適当に稜線に出て、さらに地池谷林道まで下る。PM12:30 林道にて残った食料で昼飯宴会だ。
堂倉小屋で小休止PM1:30。登山客のおばさんの話によると昨日天川弥山川で遭難事故があり、ヘリコプターが出動していたらしい。岩井谷の場合はどうだろうか。多分ヘリは来れないと思うが…。さらに日出ヶ岳をめざす。この登りが疲れた体+重量級ザックではとても辛く、おばさんに「あら、若い者がどうしたの?」とブチ抜かれる始末。10分でいいからこのザックと交換せえへん? と言いたくなったが我慢して一歩一歩高度を上げて行くのに専念する。PM3:20日出ヶ岳到着。見晴しは良いが強風で寒いので休憩もそこそこに走って下る。PM3:45大台が原駐車場に到着し皆で祝杯をあげた。このあとデポした車を取りに行き再び岩井谷の入り口を眺める。さあもう一往復だ、そんなあほな!
このあといつものように下北山温泉で疲れた体を癒し、さあ生ビールだと思いきや本日営業終了の看板。ガ〜ン! am.pmでの晩飯&祝杯となった。
●見晴し台で、がっちり握手
■反省/最初、三平滝をパスしてもっと早く沢に降りるべきだった(大分時間をロスした)。2日目距離が短いのでゆっくり釣りができるだろうと思っていたが甘かった。釜を突っ込んでいかずに戻る勇気を持つべきだった。3日目はたいへんよくできました。
■結論/4級ルートでは釣りをする余裕がない(黒部を除く)。ひらぴょん、なごぴょんは4級ルートはもう行かんと言っていた。しばらくするとまた行きたくなるかもしれないが?
まあ色々あったが無事生還出来て良かった。これも男の勲章さ!
(下北山で売っている男の味はうまい)

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